『光瑠君おはよー』 龍の隣を歩く 小さい女の子 雅ちゃんが挨拶をしてきた。 あぁ…そっか。 龍の彼女だったかぁ…。 雅ちゃん… 龍なんかでいいのか…? 『おい、光瑠。 心ん中で何言ってるわけ?』 「いえー、なんもー」 『嘘つけ』 「あはははは」 ホント龍、やめてほしい。 人の心の中読むなよなぁ…。 龍のそーユートコが怖いと思った俺だった。 『おっはよぉ!』 後ろから、走る足音と 明るい声がした。