「・・・・・どんな女性・・・にも・・・モテる・・・」
横目で小夜を見ながら、サブがつぶやく。
「よく考えてくださいね。」
ポチは、サブに言うと、次に真木ヒナタを見た。
「真木さん、果物の盛り合わせ食べたくないですか?」
「・・・くれ!」
「い、いや、今じゃなくて。」
「俺は、今食べたいから、くれ!」
イスから立ち上がりポチに迫る真木ヒナタ。
「・・・・・ホストクラブやれば、真木さんの好きなだけ、果物の盛り合わせやアイスの盛り合わせを無料で食べることができますよ?」
「・・・・半生の目玉焼きもか?」
「は、半生の目玉焼き?・・・・・ええ、真木さんが食べたい物は、すべて無料で食べることが出来るんです!」
「・・・・・・・・。」
真木ヒナタは、考え事をしながら、元いた位置に戻り、イスに座った。
最後に、ポチは、組長を見つめた。
「組長ほどのいい男が、ホストをやらないのは、罪ですよ?」
「俺ほどのいい男がホストをやらないのは罪?・・・・・・確かに一理あるな・・・・。」
ポチの言葉にうなずく組長。