屋敷の部屋の一室に私と真木ヒナタと組長とサブが集まっていた。
その部屋は、普段、大事な事を会議するための部屋であり、室内にはイスやテーブルの他にホワイトボードも用意されていた。
「は~い、皆さん、注目してください!」
私は、ホワイトボードの前に立ち、みんなに声をかける。
イスに座った、真木ヒナタ、組長、サブが私に注目した。
「はい。それでは、サブさん、ホワイトボードに書かれている文字を読んでください。」
私は、全員が注目したのを目で確認してから、サブに言った。
「えっ、あっ、はい。え~っと・・・・龍一さんの機嫌を直す方法・・・です。」
サブは、いきなり名指しされて驚いた様子で立ち上がり、ホワイトボードに書かれている文字を読んだ。
「はい、よく出来ました。」
私の褒め言葉にうれしそうに、はにかみながら、イスに座るサブ。