「・・・・み、皆さん、急いで窓際から離れてカウンターの向こうに隠れてください!!」 私は、焦りながら、その場にいる全員に声を掛ける。 「えっ、どういうこと?」 「いいから、早く!!」 全員、私のいきなりの言葉に意味が分からないといった表情になっていたが、私の勢いに押され、急いでカウンターの向こう側に隠れた。 (真木さん・・・何するつもりなんだろう?) 私も不安にかられながら、カウンターの向こう側に隠れていた。