「グッ…!!」
背中を握り締めながらよろけるクロム。
肩に止まってたクローが突然よろけたクロムに驚き、飛び立った。
「ッ……」
近くの壁にぶつかり、そのままもたれ掛かるように体を壁に預ける。
胸の鼓動が煩くて耳障りだった。
クソッ…
ここにきて……これかよ…!
マジで今日はついてねぇ日だ…!!
「うっ……」
「カー!」
クローの心配する声が耳に届くと同時に完全に2人の力が弾け切ったのか、辺りに立ち込めていた力が消えた。
その瞬間、背中の痛みが弱まり、ゆっくりと消えて行った。
「……ハァ…ッ……」
ズルズルと壁を伝いながら地面に腰を下ろす。
「カー…」
またしてもクローが大丈夫かと声を掛けてきた。
なんとか片手を上げて大丈夫だと伝えるが、その手は体に力を入れているせいか僅かに震えていた。
息が乱れ、その呼吸音、鼓動の音がクロムを苛立てた。
まさ、か……あいつらのボスは…俺が探してる…あいつなのか…?
前にこの痛みが体を襲ったのはヤナから奴の話を聞いていた時だった。
そして今回はロスの力とぶつかった時…。
雰囲気が似ているだけなのか…それとも……。
いずれにしろ…いつか会うことになりそうだ。
会えばすぐにわかる。
もしあいつなら……この手で………。
スッと目を開け、天を仰いだ。
ほんのりと明るくなってきた空を見ながらクロムは呼吸を整えた。
その頃、ロスはふーっと息を吐いていた。
「いっちょあがりっと!呪い返ししてやったからこれでもう大丈夫っしょ」
ニコリと笑うロスをミシェルとソルトは愕然としながら見つめた。
しかしミシェルはすぐに苦しそうに息を吐いているゼノの方を向いた。
「ゼノ!大丈夫…?」
「ミシェル……あぁ、平気だ」
息こそ上がってはいるが、ゼノはもう平気そうに答えた。
そんなゼノの様子を見たミシェルは更に目に涙を溜め、そして抱きついた。
「うわぁぁん!良かった…!本当に良かった…!ゼノが壊れちゃったら…ミシェルどうしたらいいかわかんなかったよぉ〜…!本当に良かったぁ…!」
大泣きしながらゼノに抱きつくミシェルに唖然としながら、ゼノはミシェルの頭を撫でながら抱きしめ返した。
「すまない。心配かけたな。俺は大丈夫だからそんなに泣かないでくれ」
胸の中で大泣きするミシェルに優しくそう呟いた。
ソルトも安心したのか大きく息を吐いた。
「ミシェル良かったね。僕もどうなることかと…」
「グスッ…ソルト…」
「ミシェルにとってゼノは大切な人だもんね」
「うん…!」
満面の笑みを浮かべながらそう言うソルトにつられてミシェルも笑った。
そしてロスの方を向いて「どうして…助けてくれたの…?」まだ怖がりつつも聞いた。
「ん〜?それはね、さっき怖がらせちゃったお詫び」
「お詫び…?」
「そっ。ちょっと頭に血が上ってたとはいえやり過ぎちったのは事実だからね。これでなしってことで勘弁してねー」
「だからそんな怖がんないで」と困ったように笑った。
背中を握り締めながらよろけるクロム。
肩に止まってたクローが突然よろけたクロムに驚き、飛び立った。
「ッ……」
近くの壁にぶつかり、そのままもたれ掛かるように体を壁に預ける。
胸の鼓動が煩くて耳障りだった。
クソッ…
ここにきて……これかよ…!
マジで今日はついてねぇ日だ…!!
「うっ……」
「カー!」
クローの心配する声が耳に届くと同時に完全に2人の力が弾け切ったのか、辺りに立ち込めていた力が消えた。
その瞬間、背中の痛みが弱まり、ゆっくりと消えて行った。
「……ハァ…ッ……」
ズルズルと壁を伝いながら地面に腰を下ろす。
「カー…」
またしてもクローが大丈夫かと声を掛けてきた。
なんとか片手を上げて大丈夫だと伝えるが、その手は体に力を入れているせいか僅かに震えていた。
息が乱れ、その呼吸音、鼓動の音がクロムを苛立てた。
まさ、か……あいつらのボスは…俺が探してる…あいつなのか…?
前にこの痛みが体を襲ったのはヤナから奴の話を聞いていた時だった。
そして今回はロスの力とぶつかった時…。
雰囲気が似ているだけなのか…それとも……。
いずれにしろ…いつか会うことになりそうだ。
会えばすぐにわかる。
もしあいつなら……この手で………。
スッと目を開け、天を仰いだ。
ほんのりと明るくなってきた空を見ながらクロムは呼吸を整えた。
その頃、ロスはふーっと息を吐いていた。
「いっちょあがりっと!呪い返ししてやったからこれでもう大丈夫っしょ」
ニコリと笑うロスをミシェルとソルトは愕然としながら見つめた。
しかしミシェルはすぐに苦しそうに息を吐いているゼノの方を向いた。
「ゼノ!大丈夫…?」
「ミシェル……あぁ、平気だ」
息こそ上がってはいるが、ゼノはもう平気そうに答えた。
そんなゼノの様子を見たミシェルは更に目に涙を溜め、そして抱きついた。
「うわぁぁん!良かった…!本当に良かった…!ゼノが壊れちゃったら…ミシェルどうしたらいいかわかんなかったよぉ〜…!本当に良かったぁ…!」
大泣きしながらゼノに抱きつくミシェルに唖然としながら、ゼノはミシェルの頭を撫でながら抱きしめ返した。
「すまない。心配かけたな。俺は大丈夫だからそんなに泣かないでくれ」
胸の中で大泣きするミシェルに優しくそう呟いた。
ソルトも安心したのか大きく息を吐いた。
「ミシェル良かったね。僕もどうなることかと…」
「グスッ…ソルト…」
「ミシェルにとってゼノは大切な人だもんね」
「うん…!」
満面の笑みを浮かべながらそう言うソルトにつられてミシェルも笑った。
そしてロスの方を向いて「どうして…助けてくれたの…?」まだ怖がりつつも聞いた。
「ん〜?それはね、さっき怖がらせちゃったお詫び」
「お詫び…?」
「そっ。ちょっと頭に血が上ってたとはいえやり過ぎちったのは事実だからね。これでなしってことで勘弁してねー」
「だからそんな怖がんないで」と困ったように笑った。

