「やっぱりあそこだったか……」
一通り話を聞いて刹那は腕組みした。
「俺の腰あたりを見た時に明らかに目つきが変わったからな」
「そっか。…ていうかさっきから…というかクロムが脅しに来た時から思ってたんだけど…君たちなんか変な匂いがするよ?ぶっちゃけ臭い」
「まぁクロムが脅しに来た時はバイト時間ギリギリだったからそこまで気にしてなかったけど…」とら鼻をつまみながら嫌そうな顔をする刹那にロスが反撃をする。
「あー!慣れて忘れてたのに〜!そうだよ!あの教会めっちゃ臭かったんだよ!」
「そうなの!?ふーむ…なんか調合したような匂いだね…ーーって!まさかそのままバイト入ってた!?」
カフェ内はお菓子や珈琲の匂いがしているので談話室程匂いはしないだろうがそれでも強い匂いだ。接客業としては限りなくアウトに近い。
「ご名答。今はだいぶ薄れてるけどな」
「ちょっと!?こちとら接客業よ!?それなら匂い落としてきて貰わないと!」
「バイトに遅れると思ってな?」
「嘘だー!したくないバイトに君があの人がいるからってそんなに真面目になるわけ……」
ハッとこちらを見た刹那にクロムはニヤリと不適な笑みを浮かべた。
「まっ…まさか…」
刹那がクロムの意図に気づいたのとほぼ同時に刹那専用の電話が鳴り響いた。1コールで取るところは流石である。
「ハイ。…え?嘘!?本当に…わ、分かった。とりあえず確認してみるね。後は俺が処理するから。うん、うん。連絡ありがとう」
電話な様子から何かあったのは明白であった。ガチャリと受話器を置くとこちらを睨み付ける。
「クロム…図ったな…!どうしてくれんの!?」
「…さぁ?何の事だか」
クロムが何を図ったのかわからないロスは「え?え?」と交互に2人を見る。クロムは相変わらずニヤニヤと意地悪そうに笑っている。
「どうする?もし今日あいつらが奇襲かけて来なかったら明日もこの仕事させるか?それとも…裏方に回すか?」
「くー…!やけに素直だと思ったら…!」
「だから言ったろ?"覚えておけ"ってな。こうなりゃこの際どっちでもいいぞ?…まぁ同じ仕事させるなら今日と同じように来るがな?」
「ぐぬぬぬぬぬぬぬ…!」
「ほら。早く対応しないと広まるんじゃねぇのか?オーナーさんよ」
「クソ〜…!!」
「くくく」と笑うクロムに悔しがる刹那。まるでいじめっ子といじめられっ子である。
「分かったよ…明日から倉庫整理でいいよ…」
「話が早くて助かるぜ」
「じゃあ、今日はもう帰っていいよ。もしなんかあったら連絡頂戴ね」
「分かった」
そう言って俺とロスはカフェを後にした。
一通り話を聞いて刹那は腕組みした。
「俺の腰あたりを見た時に明らかに目つきが変わったからな」
「そっか。…ていうかさっきから…というかクロムが脅しに来た時から思ってたんだけど…君たちなんか変な匂いがするよ?ぶっちゃけ臭い」
「まぁクロムが脅しに来た時はバイト時間ギリギリだったからそこまで気にしてなかったけど…」とら鼻をつまみながら嫌そうな顔をする刹那にロスが反撃をする。
「あー!慣れて忘れてたのに〜!そうだよ!あの教会めっちゃ臭かったんだよ!」
「そうなの!?ふーむ…なんか調合したような匂いだね…ーーって!まさかそのままバイト入ってた!?」
カフェ内はお菓子や珈琲の匂いがしているので談話室程匂いはしないだろうがそれでも強い匂いだ。接客業としては限りなくアウトに近い。
「ご名答。今はだいぶ薄れてるけどな」
「ちょっと!?こちとら接客業よ!?それなら匂い落としてきて貰わないと!」
「バイトに遅れると思ってな?」
「嘘だー!したくないバイトに君があの人がいるからってそんなに真面目になるわけ……」
ハッとこちらを見た刹那にクロムはニヤリと不適な笑みを浮かべた。
「まっ…まさか…」
刹那がクロムの意図に気づいたのとほぼ同時に刹那専用の電話が鳴り響いた。1コールで取るところは流石である。
「ハイ。…え?嘘!?本当に…わ、分かった。とりあえず確認してみるね。後は俺が処理するから。うん、うん。連絡ありがとう」
電話な様子から何かあったのは明白であった。ガチャリと受話器を置くとこちらを睨み付ける。
「クロム…図ったな…!どうしてくれんの!?」
「…さぁ?何の事だか」
クロムが何を図ったのかわからないロスは「え?え?」と交互に2人を見る。クロムは相変わらずニヤニヤと意地悪そうに笑っている。
「どうする?もし今日あいつらが奇襲かけて来なかったら明日もこの仕事させるか?それとも…裏方に回すか?」
「くー…!やけに素直だと思ったら…!」
「だから言ったろ?"覚えておけ"ってな。こうなりゃこの際どっちでもいいぞ?…まぁ同じ仕事させるなら今日と同じように来るがな?」
「ぐぬぬぬぬぬぬぬ…!」
「ほら。早く対応しないと広まるんじゃねぇのか?オーナーさんよ」
「クソ〜…!!」
「くくく」と笑うクロムに悔しがる刹那。まるでいじめっ子といじめられっ子である。
「分かったよ…明日から倉庫整理でいいよ…」
「話が早くて助かるぜ」
「じゃあ、今日はもう帰っていいよ。もしなんかあったら連絡頂戴ね」
「分かった」
そう言って俺とロスはカフェを後にした。

