何がクロムをそうさせたのだろう?
きっと聞いても答えてはくれないし、嫌な思いをさせるだけだから聞かないけど…。
オレは初めてクロムとロスに会った時のことを思い返した。
あの時は、口さえきいて貰えなかった。
ロスは違うが、クロムは何を話しても全く無視だったのだ。
今は随分話をしてくれるようになったものだ。
その時には紅黒い闇が目を覆っていた。
だからオレは目に光が宿っている時のクロムを知らない。…もしかしたら、なかったのかもしれないけど。
でも、本当は凄く優しい人だったのかなとは思う。
今でさえ、優しいってオレは思うから。
「…稀琉?」
「!」
ロスの呼び掛けに我に返る。つい、考え事をしてしまった。
「そう…だったんだ。大変だったんだね」
「…別に。今となってはどーでも、良いしな」
自分の事なのに、本当にどうでも良さそうに言うクロム。
「あっ、俺と居るから?」
ロスがからかうように聞く。
「死ねよ」
「あー、酷い。…このガリガリ女野郎」
「んだと!?」
「少しはそう見えないように髪の毛、切ってやろうか?バリカンで」
「ほざけ!そんなの俺の勝手だし、それ切るレベルかよ!刈るだろ、刈る!」
また、いつもの様に口喧嘩を始める2人。
でも、本当になんで髪を切らないんだろ?
オレは結んで腰くらいまであるクロムの髪を見た。
手入れでも、してるかのように艶があり、さらさらしている。
ドライヤーとか大変そうだけどなぁ…。
今だと、アイロンを髪にする男子も居るし、オレや麗弥もしてるけど…クロムもしてんのかな?
オレはクロムがアイロンしてる姿を想像した。
「…クスッ」
「んっ?」
思わず笑ってしまったオレにクロムとロスが不思議そうにこちらを見た。
「なんだよ、稀琉」
「あっ…なんでもないよ」
「そっか。でも、やっと笑ったな」
ロスの何気ない一言でオレはハッとした。
きっと聞いても答えてはくれないし、嫌な思いをさせるだけだから聞かないけど…。
オレは初めてクロムとロスに会った時のことを思い返した。
あの時は、口さえきいて貰えなかった。
ロスは違うが、クロムは何を話しても全く無視だったのだ。
今は随分話をしてくれるようになったものだ。
その時には紅黒い闇が目を覆っていた。
だからオレは目に光が宿っている時のクロムを知らない。…もしかしたら、なかったのかもしれないけど。
でも、本当は凄く優しい人だったのかなとは思う。
今でさえ、優しいってオレは思うから。
「…稀琉?」
「!」
ロスの呼び掛けに我に返る。つい、考え事をしてしまった。
「そう…だったんだ。大変だったんだね」
「…別に。今となってはどーでも、良いしな」
自分の事なのに、本当にどうでも良さそうに言うクロム。
「あっ、俺と居るから?」
ロスがからかうように聞く。
「死ねよ」
「あー、酷い。…このガリガリ女野郎」
「んだと!?」
「少しはそう見えないように髪の毛、切ってやろうか?バリカンで」
「ほざけ!そんなの俺の勝手だし、それ切るレベルかよ!刈るだろ、刈る!」
また、いつもの様に口喧嘩を始める2人。
でも、本当になんで髪を切らないんだろ?
オレは結んで腰くらいまであるクロムの髪を見た。
手入れでも、してるかのように艶があり、さらさらしている。
ドライヤーとか大変そうだけどなぁ…。
今だと、アイロンを髪にする男子も居るし、オレや麗弥もしてるけど…クロムもしてんのかな?
オレはクロムがアイロンしてる姿を想像した。
「…クスッ」
「んっ?」
思わず笑ってしまったオレにクロムとロスが不思議そうにこちらを見た。
「なんだよ、稀琉」
「あっ…なんでもないよ」
「そっか。でも、やっと笑ったな」
ロスの何気ない一言でオレはハッとした。

