Devil†Story

私の体に…




剣が突き刺さっていた。



私はクロムさんの方を見た。



彼は無表情で私に剣を突き刺してる。




ズルッ



私の体に突き刺さっていた剣が一気に抜かれた。




ビシャッっと鮮血が舞う。



引き抜きながらクロムさんは



ク「…刹那から貰った手紙を読まなかったのか?
1.決行の際は必ず殺される現場を見る
2.行いやすいようにターゲットを1人にするようにする…」




私は崩れるように倒れる。



ク「そして、死にたくなかったら…


・後悔しない
・変に深入りしない
・誰にも言わない



…」




ドサッと私は床に倒れた。…血が抜けてく感覚が分かる。


ク「俺に注意しろ…って書いてあったろ?情に流された人間に用はねぇ」


冷たく氷の様な声が頭の中に響いた。


ア「ヒカル!!ヒカルー!」



アヤナがヒカルに駆け寄る。



ヒ「アヤ…ナ」



私は血で濡れた手でアヤナの手を握った。



ヒ「ゴメ…ンね…。ありが…と…」




そう言って私は目を瞑った。



アヤナが私の名前を呼んでいる。



あぁ…そっか…



私は確信した。



コレは私の罪に対しての罰なんだね…神様。



親友を殺そうとした…。



私は途切れそうな意識の中、微笑んだ。