Devil†Story

ガラガラッ!


ガタッ……


音が止むとパラパラと瓦礫が落ちる音がした。


ク「おも…。早くどけろよ、麗弥」


麗弥に飛び付かれたクロムは倒れ、麗弥の下で悪態をついた。


麗「あっ、ゴメン」


麗弥は立ち上がった後、後ろを振り返る。


麗「!稀琉!?ロス!?」


さっきまで居た稀琉達は愚か、稀琉達が立っていた少し前の廊下が瓦礫に埋もれていた。


ク「はぐれたか」


麗「無事やとええけど…」

ク「大丈夫だろ。あいつらだって馬鹿じゃねぇし」


クロムは差して気にしていないように答えた。


麗「しかし、爆弾はなしやろ、こんな廃虚に……」


ク「さぁな。二手に分けたかったんじゃねーの、奴さんも」


麗「じゃあ…敵が近くにおるって事だよな」


ク「そうだな」


麗「せやったら……稀琉達は稀琉達で調査するだろうし、俺らは俺らで行動するか」


ク「…?」


クロムは一瞬不思議そうな顔をした。


麗「?どうかしたん?」


ク「いや…なんでもない。良いだろう。どのみち…これじゃああっちに行く手立てもないしな」


クロムは瓦礫の方を見ながらそう言った。


麗「せやな。じゃあ…まずあそこから調べてみる?」

「怪しいし」と麗弥が指差すのはあの倉庫。


ク「あぁ」


麗「ほな行こか」


クロムと麗弥は倉庫に向かって歩き出した。