Devil†Story

麗「まぁね。…確かにそろそろ帰らへんと稀琉から怒られそうやな」


澪「稀琉くんは心配性だからね」


麗「そーなんよ〜。母さんかっ!ってくらいなんよー」


澪「アハハ。じゃあ、レイちゃん。たまには顔を見せてね」


麗「もちろんや。じゃあ、またな姉さん」


澪「うん。レイちゃんも気を付けて」


麗「分かってるって」


俺は見えなくなるまで手を振る姉さんに手を振りながら、暗くなった夜道をカフェに向かって歩き始めた。

そして、角を曲がり完全に姉さんの姿が見えなくなった時だった。


「やぁ。久しぶりだね、眼帯くん」


麗「!?」


俺は後ろを振り返った。


電柱柱の後ろ…ライトがついていない所に人影があった。


麗「なんや、誰だ――!…その声まさか…!」


俺がなんとなく、そいつの正体に気付いた瞬間、その時、月がそいつの顔を映し出した。


麗「! お前…!」


俺が完全にそいつの正体に気付くとそいつはニタリと笑った。