Devil†Story

ク「へぇ?潔いな。抵抗され方が殺しがいがあんだけど…まぁ、いいか」



そう言うとクロムは剣を鞘から出した。




刃は細いが身の丈程にもある剣だ。




ロ「ヒュー。おっかね〜。流石Sだなぁ。」



ロスがちゃかす。



ク「うるせぇな。ちゃっちゃと仕事片付けて寝てェーんだよ俺は」




そう言うと剣を振り上げた。




…いいの?




頭の中の誰かが言った。




アヤナは貴女を守ってくれたのに…





貴女はアヤナを殺すの?





体が震えた。




もう…答えは出てる。




私は走り出した。




ク「じゃあな」



剣が降り下ろされる。アヤナは静かに目を瞑った。



バッ!




ク「!?」




ロ「あっ」




ピタッ




剣が止まった。




アヤナは恐る恐る目を開ける。



ア「!?ヒカル!?」



私はアヤナとクロムさんの前に立った。