Devil†Story

そう言えば思い出の場所って言ってたな…。


輝「そして…その…内…もう1人の…僕が居る…のに気付いた…の。

最初…は…僕が…僕で居られた…から…良かったんだけど……。

初めに…クロム…お兄ちゃん…に会った…時…くらいに…叩くのが…強くなってきて……。

その頃…から…たまに…入れ変わってた…んだ…」


確かに…あのヤナって奴と接触する少し前に輝太と会った。


そして、ヤナって奴が俺やロスをあの人とやらの所に連れて行くのに失敗したと同時に頻繁に輝太が来る様になった。


関連付かないとは言えない。


きっと、その頃から少しずつ体を乗っ取られてたのだろう。


輝「でも、まだ…その時はましだったんだ…。
頑張って…僕が…僕で居られる…様にしてたから…。
だけど…昨日の…夜に…お母…さんが…話してたの…聞いちゃっ…たら……ダメだった」

輝太は涙目になった目を俺に向けた。