Devil†Story

ザァァ……

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―「おっ、目ぇ覚ましたか!大丈夫か?…なら良かった」―

―「はぁ?気味悪くねぇのかだぁ?馬鹿じゃねぇの。お前の何処が気味悪いんだよ。ただのくそ生意気なガキだろうが」―

―「ところで名前は?………○○○?へぇ、良い名前だな」―

―「俺は決してお前を傷付けない。約束する。…つーか、お前みたいなガキに暴力振るう程…俺の心は荒んでねーし」―

―「こら!○○○!好き嫌いばっかしてんじゃねぇよ!」―

―「なんだよ、笑ってた方が良い顔じゃん」―

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次々と流れていく映像。


その映像に居るのは青く長い髪を1つに結んでいる黒いつなぎを着た男と黒い髪、紅い目の少年。


こ…れは……!


俺は片手で頭を押さえる。

キ「ふふっ…。どう?結構痛いんじゃないかな?」


奴は三日月の様に口を歪めて笑う。


ク「何…しやがった……」

俺は奴を睨み付ける。


だが、奴は動じずそのまま話す。


キ「“走馬灯”を見せてあげたんだよ」


ク「走馬灯……?」


キ「そっ♪ほら、よく死ぬ間際に走馬灯が見えるって言うでしょ?アレは僕達の能力♪

まずはすこ〜しだけコレで切って…表面だけ見せて反応を見るってわけ♪

そして、何を見せるかは僕らが決められるんだ。

僕が今、見せてあげたのは…お兄ちゃんの1番嫌いな部分」


奴はニヤリと笑った。


このくそガキめ………。


本当厄介な能力持ちやがって……!


俺もなんとか笑いながら答える。


ク「ちっ…なるほどな…。しかし、切る…だと?さっきまでは……そんな事……」


俺はそこで奴の鎌の形状が変わっている事に気付いた。


その様子に気付いた奴が笑う。


キ「今、走馬灯を見せる様に換えたからね。今までのは見えないと思うよ。

今はそんなもんだけど…切られた傷が深ければ深い程……もっと“良い”ものが見れるよ。

さて……お兄ちゃんの過去にはどんな秘密があるのかな?」


卑しく笑った奴はまた鎌を振り上げた。