Devil†Story

ク「ッ……」


ボタッ ボタッ………


辺りに血が広がっていく。

くそ……。


ガキのくせにやっかいな能力持ちやがって…!


キ「痛い?」


ギリギリッ…


鎌に力を込めながら奴は言う。


ク「…はっ。バカにしてんのかよ」


歯を食いしばりながら俺は答える。


キ「そう…。やっぱり半殺しにするのにも時間かかりそうだなぁ…。……そうだ、だったら……。お兄ちゃんを“内側”から壊してみようかな」


奴はそう言うと口元を歪め、鎌で剣を弾いた。


ク「何、訳の分からねぇ事を言ってやがる!」


俺は体制を立て直して奴に突っ込む。


そして、切りつけた…つもりだった。


ク「!?」


だが、そこに奴の姿はなかった。


何処に……!?


その時、上から声がした。

キ「こっち、こっち♪」


ク「!?」


上を見上げるまでもなく鎌が迫る。


くそっ!


咄嗟に体をずらす。


ブシュッ…


頬に鎌の刃が掠った。


なんとか避けられた。


そう思った瞬間―――


―「○○○……」―


ク「ッ…?」


頭の中に映像が流れ出した。