Devil†Story

ア「それで私のパパは○○党の議員だから…私に近付いて来る人は皆パパの権力目当ての人ばっかりだった。」



ヒ「…」




ア「誰も私を見てくれない。…凄く寂しかった。でも…ヒカルは違った」




ヒ「え…」



私はアヤナを見つめた。



ア「ヒカルは権力とかそんなのじゃなくて普通に私と付き合って話をしたり聞いたりしてくれた。だから寂しくなくなったんだ。だから…」




アヤナは一息ついてから



ア「だから話せなくて寂しかった」



と寂しそうに笑った。



なん…で…今更こんな事言うの…




だって…




だったらなんで…



私を…



私はよほど変な顔をしてたのだろう。アヤナは私を見てまたいつもの笑顔になった。




ア「あっ、ゴメンね。ヒカルの話を聞きに来たのに変な話して。それで…話って何？」



アヤナが私の方を向く。



ヒ「あっ…えっと…」




そう私が答えを焦らしていると




「お前を殺したいんだってよ」




ヒ・ア「!?」




ガタッ




私の代わりに真っ黒で紅い瞳を持つ天使が窓の所で答えた。