Devil†Story

力……。


どうなのだろうか。


俺の力なんて…たかが人間の体が丈夫になって、残酷さが増してるだけだと思うが……。


この間のは…きっと気のせいだ。


昔から聞こえてた、あのうざい声が弱ってて違う様に聞こえただけだろう。


だから、特別な力はない筈だ。


俺はそう思い鼻で笑いながら答えた。


ク「ふん……。ただ奴が弱ってただけじゃねぇのか?」


キ「弱ってただけじゃ理由になんないから聞いてんのにー…。まぁ、いっか。僕のお仕事はお兄ちゃんをあの人の所へ連れて行く事だから」


ク「…あの人?」


誰だ?


こいつらのリーダー的存在の奴か?


キ「秘密♪どうせすぐ会えるもん。あの人なら…お兄ちゃんの力の秘密も分かるだろうし」


キシはニヤッと笑う。


ク「…テメェみたいなガキにやられるとでも?」


キ「子どもだからって…なめないでくれるかな!!」

キシが鎌を投げつけてきた。


俺はそれを避ける。


ク「はっ。こんなのが当たるとでも……」


そこまで言うと口を歪めて笑い、おどけながら奴は「ぶっぷー…外れっ♪」と言った。


次の瞬間――


ヒュン!


何かが風を切る音がした。

ク「!」


俺が後ろを向いたのと同時に…


ズシャッ!


ク「…ッ!」


左肩に鋭い痛みを感じた。