Devil†Story

23:00


「ハァ……ハァ…」


暗く、片付けがされていない部屋に苦しそうに胸を強く押さえる少年が1人。


輝太だ。


その小さな体は小刻みに震えている。


―どうしたの?―


誰かが輝太に聞いた。


輝「ハァ…も…う…やめ…て…」


―ふふ…。苦しいんだね。大丈夫。すぐ終わるよ―


輝「ちが………」


―さぁ、そろそろ時間だよ。輝太。大好きな、大好きな…お兄ちゃんに会える―

輝「やだ………嫌だ…よ…」


―なんで?僕も会いたいよ。輝太が好きなお兄ちゃんにさ。ふふ…楽しみだなぁ……。早く、会わせてよね。輝太―


フッ……


気配が消える。


輝「…クロ…ムお兄…ちゃん………」


輝太の目から透明の雫が垂れた。