Devil†Story

―クロム SIDE―

ドサッ


俺はいつもの様にベッドに寝転んだ。


時計を見ると19時だった。


…まだ、12時まで時間あんな。


少し寝っかな……。


ク「ロス。少し寝るから11時になったら起こせ」


俺はそう言ってブーツを脱ごうとした瞬間…今まで黙っていたロスが口を開いた。


ロ「随分、あっさりしてんじゃん」


そう薄く笑いながら言った。


ク「任務だからな。いつも通りにやるさ…」


ロ「任務ね…。いつから、そんな仕事熱心になったんだか」


ク「本当最近つっかかってくんな」


ロ「俺は悪魔だからな。人間をおちょくんのが好きなだけさ」


ロスは笑う。


本当にこの状況を楽しんでいる様だ。


ロ「つーか、殺せんの?随分、仲良くなってたし、子どもには優しかったのに」


ロスは試すかの様に聞く。

ク「殺せんに決まってんだろ。たかがガキ1人。つーか、優しくしてねぇし」


ロ「そうだよな。何とも思ってねぇもんな」


ク「…本当、一々うぜぇな。思ってるわけねぇだろ。俺に…心なんかねぇんだから」


そんなもの、置いてきた。

第一、あったら邪魔だし、なくたってなんの支障もない。


ロ「…なるほど。そうじゃなくっちゃ、面白くない」

口元を歪めて笑った。


ク「だから、さっさと寝かせろ。…あぁ、そうだ。お前は来なくて良い」


ロ「えっ?なんでだよ」


ク「こんな一々つっかかってくる奴が隣に居たら邪魔くせぇし」


俺がそう言うとロスは「えー!?」と言ってきた。


…五月蝿い。


ク「1人で来いって言われたのにお前が居たら警戒すんだろ。もう、昔の俺じゃねぇんだ。殺さないで帰ってきたりしねーよ。監視しなくてもな」


ロスがいつも居る理由。


それは監視の為。


俺がちゃんと殺すかどうかの。


俺の言葉にまだ何か言いたそうだったが「ちぇ。分かったよ」と少しいじけながらそう言った。


ク「とにかく11時になったら起こせよ」


ロ「ハイハイ」


俺はそう言って寝た。