Devil†Story

稀「どう…いう事?なんで…なんで輝太が……」


稀琉は信じられない様な顔をしている。


なるほど…な。


だから“遊びに行って良い”なんて言ったんだな。


俺は密かに思った。


麗「誰がそんな事……」


刹那が“仕事”と言っているから誰かから依頼されたという事だ。


麗弥の言葉に刹那は静かに答える。


刹「…母親だよ、母親」


麗「えっ…?」


その刹那の言葉に言葉を失う2人。


……ほらな。


結局こうなるだけだ。


いくら、愛そうが……所詮相手は“人間”だ。


自分が良ければそれで良い生き物なんだ。


愛なんか…知らねぇ方が良いんだ。


麗「そんな…。母親って……」


刹「…邪魔なんだってさ」

稀「邪魔って…!母親でしょ!?」


刹「さぁ…そこまでは、知らないよ」


刹那は冷たく言いはなった。


稀「っ…。にしたって…。輝太は…輝太はお母さんの事…愛してるのに……」


稀琉と麗弥は自分の事の様に辛そうな顔をした。


…本当甘い奴等。


麗「…刹那。金は?金は貰ったん?」


刹「うん。お金なら用意したって言ってどっかからかは知らないけど100万持ってきた」


稀「っ……」


金を用意して持ってきたのだから…もう契約は成立している。


救いようがなかった。