Devil†Story

その後、輝太に「皆の所行こう!」と言われ、仕方なく歩き始めた。


歩いていると輝太が口を開いた。


輝「…あのさ、クロムお兄ちゃん」


ク「どうした?」


輝「あのね、無理なのは分かってるんだけどさ……」

輝太が言葉を切った。


なんだか、もじもじとしている。


ク「なんだ?言いたい事があるならさっさとしろ」


俺がそう言うと輝太は俺の方を見て……


輝「今日の夜……。もう1回だけ会っちゃダメかな?」


と言いづらそうにそう言った。


…夜?


今じゃ駄目なのか?


俺はそう輝太に尋ねた。


ク「今じゃ、駄目なのか?」


すると、頷いてから言葉を続けた。


輝「クロムお兄ちゃんにだけしたいお話があるんだ。…ダメ?」


輝太は少し泣きそうな顔で俺に言った。


なんで、わざわざ……。


つーか、話ってなんだ?


きっと、最後になるからだろうが……。


輝太はじっと俺の顔を見つめた。


ク「……はぁ」


俺はため息をついた。


まぁ、今日で最後だからな……。


仕方ないか………。


ク「…分かった。行ってやる」


俺がそう言うと輝太は嬉しそうに「本当!?」と聞いてきた。