Devil†Story

ロ「おっ、礼儀正しいね〜。…どっかの誰かさんとは違って」


そう言ってロスは俺の方をちらっと見た。


俺は睨み付けたが、それを無視して「俺はロスだよ。よろしくな、雄一」と言ってニッと笑った。


稀「初めまして。俺は稀琉だよ。よろしくね、雄一くん」


麗「ほんま、礼儀正しい子やね〜。俺は麗弥や。よろしくなっ、雄一」


そう言って2人も笑った。

そして、その場にいる全員の視線が俺に向けられる。

ク「……なんだよ」


稀「なんだよ。じゃないよ。ほら、クロムも自己紹介して」


ク「はぁ?なんで、俺がそんな事……」


そこまで言うとロスが「あっ、良いよ、稀琉。代わりに俺が紹介してやるから」と言った。


なんだ、珍しいな。


こいつがそんな事言うなんて……。


次の瞬間、その理由が分かった。


ロ「この人相も人柄も悪いガリガリはクロム。クロムお姉ちゃんって呼んでやって」


ク「なっ…」


雄「…“お姉ちゃん”?あっ、やっぱりお姉ちゃんなんですね。1人だけお姉ちゃんが居るのも変かなって思ったんですけど」


その言葉にロスは爆笑。


稀琉も麗弥も笑う。


だから……なんで、女に見えるんだ……!


俺は言い返す。


ク「ちげぇよ!ロス、テメェふざけんな!俺は“男”だっ!!つーか、ガリガリ言うな!」


輝「そっ、そうだよ、雄一くん。クロムお兄ちゃんは髪も長いし、綺麗な顔してるけどお兄ちゃんなんだよ!」


輝太が慌てて訂正する。


雄「へっ?あっ、えっ?」

雄一はプチパニック。