「おかえり!稀琉お兄ちゃん!」
「…おせぇよ。とっとと戻ってこい」
「え!?な、なんで!?」
クロムの右脇腹辺りにギュッとくっついている輝太を驚いた表情で見つめる。
「どうしたの?」
「どうしたのじゃないよ!え!?クロムさっき……」
「…あ?なんか言いてぇ事あんなら言え。…よく考えてな」
ポンっと輝太の頭に手を置き、輝太には見えないようにしたクロムはジロッと稀琉を睨みつけた。
「な、なんでもないです…」
「ーー?変な稀琉お兄ちゃん」
「…なんでオレはダメなのに輝太はいいんだろ」
「なんだ?聞こえねぇな?……帰りに怒鳴られてぇか」
「何も言ってないよ!それより輝太!そろそろ帰らないとお母さんに怒られるんじゃない?」
誤魔化すように時計を指差した稀琉。
…やっぱ帰り締めるか。ドヤ顔してたの分も殴んねぇとならねぇしな。
「あ!そうだった!」
パッと俺から離れた輝太は立ち上がった。
「そうだ!稀琉お兄ちゃん。これ!」
思い出したようにポケットに入れていた四葉のクローバーの指輪を稀琉に渡す。
「えー!四葉のクローバーじゃないか!いいの?」
「うん!お礼!また明日けん玉教えてね!」
「わー!ありがとう!上手に作ったね!」
稀琉はしゃがんで輝太に目線を合わせてお礼を言った。その指輪をすぐに指につけ「本当に上手!」と笑っていた。
「えへへ」
輝太は嬉しそうに笑ってから稀琉に抱きついた。一瞬バランスを崩しそうになったが受け止める。
「おっと…あはは。輝太は甘え上手だねぇ」
「また明日も来てね!僕待ってるから!」
「うん。明日も来るね!じゃあ気をつけて帰るんだよー!」
「はーい!また明日ね!稀琉お兄ちゃん!クロムお兄ちゃん!」
稀琉から離れた輝太は無邪気に笑い2人に手を振っていた。
「バイバイ!」
クロムは何も言わなかったが軽く手を上げた。その後、輝太は何度も振り返り手を振っていた。
「…おせぇよ。とっとと戻ってこい」
「え!?な、なんで!?」
クロムの右脇腹辺りにギュッとくっついている輝太を驚いた表情で見つめる。
「どうしたの?」
「どうしたのじゃないよ!え!?クロムさっき……」
「…あ?なんか言いてぇ事あんなら言え。…よく考えてな」
ポンっと輝太の頭に手を置き、輝太には見えないようにしたクロムはジロッと稀琉を睨みつけた。
「な、なんでもないです…」
「ーー?変な稀琉お兄ちゃん」
「…なんでオレはダメなのに輝太はいいんだろ」
「なんだ?聞こえねぇな?……帰りに怒鳴られてぇか」
「何も言ってないよ!それより輝太!そろそろ帰らないとお母さんに怒られるんじゃない?」
誤魔化すように時計を指差した稀琉。
…やっぱ帰り締めるか。ドヤ顔してたの分も殴んねぇとならねぇしな。
「あ!そうだった!」
パッと俺から離れた輝太は立ち上がった。
「そうだ!稀琉お兄ちゃん。これ!」
思い出したようにポケットに入れていた四葉のクローバーの指輪を稀琉に渡す。
「えー!四葉のクローバーじゃないか!いいの?」
「うん!お礼!また明日けん玉教えてね!」
「わー!ありがとう!上手に作ったね!」
稀琉はしゃがんで輝太に目線を合わせてお礼を言った。その指輪をすぐに指につけ「本当に上手!」と笑っていた。
「えへへ」
輝太は嬉しそうに笑ってから稀琉に抱きついた。一瞬バランスを崩しそうになったが受け止める。
「おっと…あはは。輝太は甘え上手だねぇ」
「また明日も来てね!僕待ってるから!」
「うん。明日も来るね!じゃあ気をつけて帰るんだよー!」
「はーい!また明日ね!稀琉お兄ちゃん!クロムお兄ちゃん!」
稀琉から離れた輝太は無邪気に笑い2人に手を振っていた。
「バイバイ!」
クロムは何も言わなかったが軽く手を上げた。その後、輝太は何度も振り返り手を振っていた。

