パーティー会場の中庭に出ると




ア「ヒカルー!」



後ろの方で私を呼ぶ声が聞こえた。



アヤナ…




私は急いで手紙をしまい偽りの笑みを浮かべた。




ヒ「アヤナ♪」




名前を呼ばれ白いドレス着込んだ少女は笑った。



ア「やっぱりヒカルだぁ。」



ヒ「ドレス可愛いじゃん♪」




アヤナは「そぉかな?」とくるっと回った。



ア「じゃっ、早く入ろうよ♪」



そう私の手を引っ張った。


ふふ…



笑っていられるのも今の内よアヤナ



私は「わっ、ちょっと早いって〜」と無邪気な声を出しながらニヤッと笑った。



その様子クロムは屋根の上から監視していた。



腕には身の丈程の大きな剣がある。



屋根に居るもう1人のフードを被った男が話す。



?「アレ、今回のターゲット?」



ク「あぁ。あの白い方だ」



?「あの隣に居るが依頼人だろ?仲良いのに」



そう呟くとクロムは「バーカ」と言い



ク「人間なんて…自分の為なら簡単に人を裏切れる…愚かで弱くて醜い生き物なんだよ」



と付け足した。




?「ふーん」




フードを被った男はフードを取った。