私はヘルメットを受け取って座った。 「ちなみに、鏡夜には2週間後に高校の手続きをしてもらうけど良いよな。」 コウコウ? 「はい?」 「学校に行かなくちゃならんだろう?」 そんな。 お手伝いとは別に私は家庭教師を雇っていた。 「家庭教師でコウコウ卒業レベル、と言われたからー」 「学校は勉強だけじゃねーよ。 100パー、楽しいって。」 「…じゃ、良いですけど」 本当は行きたくなんか無い。 学生同士の虐待なんかも知っている。 それによると学校はジャングルみたいで 恐かったのを覚えている。