ただ、私はそっと触れられた頬を、手でなでているだけだった。 「・・・何、これ」 頬と、体が、とても、ア ツ イ 。 「ありかあああああ!!」 「うわほっ!」 体育の授業後、後ろから抱きつかれた。 「おおう。スズー」 「久しぶり・・・!」 「いや、毎日会ってるし」 「だって、アンタいっつも大間と一緒なんだもん」 あ、そうか。 それもそうだった。