恋する美容師



何やらニヤニヤしてる
嫌な予感しかしない



「ね~紗悸の事
可愛いってる男子
いっぱいいるよぉ~♪
この調子なら楽に
彼氏GETじゃん~」



「あたし
男興味ないし」



「あれぇ~?
昨日恋したいって
言った奴誰だっけ~?」



こ・・・こいつぅ!
ちゃっかり聞いてやがる。


「あたし学校の男幼稚すぎて興味ないから」



そう言った



これなら
からかわれないし?



しかしそんなもの
真李には通用しなかった




だって忘れたいもの
これから
言うんだから・・・






「むふふ・・・
じゃあ昨日の美容師さん?」