恋する美容師

★真李SIDE★



あー紗稀行っちゃった


でも友達の恋話聞いといてうなずくだけとか
無理だし!



やっぱ協力したいじゃん♪


特に紗悸とか!



黙ってるより行動派♪



あたしはケータイを
ポケットから取り出して
電話帳を開いて
電話をかけた



「あ~、もしもし?
お兄ちゃん?
ん~そう、そっちも?
やっぱりね・・
でさ今日・・・・」





10分後・・・




「ありがとうぅ♪
さっすがお兄ちゃん!
じゃあねん」



電話を切り
ちょっとニヤニヤした



「は~、楽しみだわ♪
待ってなさい、紗稀~!」



その頃紗稀は



「ぶえっくしぃ!」


まるでおっさんの
ようなくしゃみをした



「は~さぶっ!
そろそろ戻ろっ・・
この時期に
屋上はきついわぁ・・」



屋上を出た




真李が何か企んでるとも
知らずにのんきに
教室に向かった