恋する美容師

それからしばらく

ずっと海を見てた


波が引き返せば
また波がくる


その繰り返しでまるで



時間が止まったようだった


でも全然嫌じゃない


いっそのこと
止まればいいのにな・・



それにしても
この時期に海は
まずかったかな?



「悪いな、もうすぐ
冬でさぶいのに」


無言な時間を俺は破った




「全然いいし!
むしろ来て良かったし
あたし海見るのん
好きだしね!」



ドキッ


笑顔がすごく
可愛いく思えた




「俺も海見てると
落ちつくし好き・・
時間あれば来る・・」