夕日があまりにも眩しくて目を細める。 「カーテン、閉める?」 あたしの様子に気づいた藍が聞く。 「ううん、このままがいい。」 なんだか、空に浮かんでるみたいな気持ちになる。 昨日のすれ違いについて話した後、あたしたちは下らない話ばかりをした。 あたしはこんなに笑えたんだってくらい、楽しかった。 藍のこと信じていいんだって思える。 藍といると、不思議とアオに対する罪悪感は感じなかった。