『怜奈、本当にごめん。』 怜奈は泣きじゃくりながら何度も謝った。 『雪…もういいよ。嘘は許されることじゃないけどあたしが逆の立場だったら心から雪応援できなかったと思う。』 『…怜…奈…。』 『雪も達也にはっきり自分の気持ち言いな。それで雪を選んだら諦めるし達也がどちらも選ばない時はお互い頑張ろう。それでどちらかを選んでも恨みっこなしね。』 『じゃあ…怜奈はあたし許してくれるの?』 『だって…あたしにとって雪は…。』