『実は…』 兄貴はおとんのことを話した。 『俺、嫌われるんじゃないかとかお前が心配するとか思って話せなかった。ごめんな。』 『ううん、でもそんな大金…』 『だから俺が芸能人になるから兄貴スカウトしてきた奴の名刺貸して。』 俺は手を出した。