キスよりも甘く〜その後の俺たち〜


『おい、どういうこと?』


怜奈と雪に聞こえないように蓮に尋ねる。


『こういうこと。』


蓮ははにかんで言うけど…


答えになってねーじゃん。


『ごめんね、迷惑だった?』


怜奈がつったったまま俺に聞く。


『そんなことないよ。とりあえず座れば。』


迷惑じゃないけど…


俺は自分の隣に座るように席を空けた。