『おい達也、ちょっといい?雪も。』


救いの手を差し伸べてくれたのは蓮だった。


『おう、どうした?』


『この資料みんなに配るんだけど…雪女の子たちに配ってもらっていいかな?』


『…わかった。』


雪は俺たちの前から消えた。


『お前も大変だな。』


『見てたのか?』


『ああ、俺っていい奴だろ?』


『ああすっげー女神様に見えた。』