(智也side)


『俺は芸能人より小説家としてやっていきたい。』


やっぱり俺は書くことが好きだから。


第一彼女と別れてまで芸能人なんかやりたくない。


『じゃあお父さんのことはゆっくり考えよう。芸能人じゃなくても返す方法はいくらでもあるんだから。』


久しぶりに桜子の笑った顔を見た。


『じゃあ許してくれる?』


『ううん、許さない。』


えっ???