キスよりも甘く〜その後の俺たち〜


腫れ上がっていく兄貴の顔。


兄貴は殴りかえすこともなくずっと耐えている。


無抵抗な兄貴に俺は殴るのをやめた。


『なんでだよ、なんで…?』


俺は兄貴の体にまたがったまま何度も聞いた。


俺は…何も答えない兄貴、顔が腫れ上がった兄貴をみてボロボロと涙した。