南 棗 今年で16歳になる 大手企業会社の社長 南 篤志 の一人娘。 学校はごく一般的な私立高校 −−−−−− 「 棗〜♪おはようっ 」 「あ、みか〜♪おはよう!」 教室に入ると 棗の親友 山田 みか が棗に抱き着いた。 「朝からみかはテンション高いね!」 「棗こそーっ」 こんなたわいもない話しをしながらみかと朝を過ごすのが私の日課になっていた。 みかは高校に入ってすぐに出来た友達だった。