「あのー甘い空気のとこ悪いんだけどさぁ、そろそろ片付けたいんだけど。」 璃玖が夜琉に向かって言うと夜琉は舌打ちをしてから由莉の肩に腕を回し、芯の運転する車まで歩いて行く。 「先帰っていいの?」 「その為の縁狼と縁鷹だ。」 「もう迷惑かけるだけかけた癖に。」 「あ?」 「ちょっとぐらい手伝おうよ。」 「…お前が無理だろうが。」 「えっ?」 「血」 「血?」 「無理なんじゃねぇの?」 「なんで分かんの?」