だけど私が捕らわれの身になるだけで、たくさんの人が血を流さなきゃいけない。 あまりにも辛い。 私にとって血はトラウマだ。それなのに私の所為で怪我をする人が出てくる。 これからはもっと気をつけなければならない。 自覚を持たないと。 「…珈琲煎れよう。」 今さら後悔しても遅い。私には、今できる事をしないと。 私は珈琲メーカーに珈琲豆を煎れて、6人分カップに注ぎお盆に載せて夜琉達の所に持って行った。