もう一発意識のない男に広斗も蹴りを入れた。 広斗も志織も眉を下げ痛々しい表情をしてすぐに由莉の顔から、視線を逸らした。 あまりにも酷い。これは叩かれたのではなくて、殴られた後だった。 ちょうど左頬を殴られたようで、左半分の口元から目尻にかけてパンパンに腫れており、その中心部は薄黒く、痣になっていた。 骨は折れてなさそうだが、あまりにも酷い。 「夜琉達に連絡した方がいい。」 「っでも由莉ちゃんは夜琉に連絡しないでって必死に言って来たんだよ。」 絞りだすような震える声で志織は答えるが