夜琉は私に紅雨が抱きついて居るのを怪訝そうな顔で 「紅雨。」 と言う。 「ちぇーっ!!」 と言った紅雨は私から離れソファーに腰を下ろす。 「弘樹ひっさしぶりーっ☆」 オレンジ色の髪は弘樹らしい。けど開いた口からは 「なんで女が居るんだよ。」 暴言が出てきて、鋭く夜琉を睨む。 「俺が許可した。」 「なんでだよ。」 「ここに居ればそのうち分かる。」 「ちっ!!」 弘樹は舌打ちをしてから、ソファーに腰を下ろした。