あたしはその日、SHRが終わったあとすぐ家へ帰った。 朝来た道を、また通って。 あの猫は、朝と同じくお昼寝をしている。 あたしは携帯を取り出して、今日塾がないかチェックした。 『げーっ、あるし。』 季節は2月。 あたしには、やっと落ち着いた時期だったのに。 このときの神様は、本当に意地悪だった。