全力疾走の末、 なんとか間に合うことができた。 正確に言うと、 先生があたしの努力に負けたってかんじだけどね☆ 「天野がギリギリなんて、珍しいなあ。」 教室に入ってすぐ席に着くと、あたしの隣りの子が話しかけてきた。 『あたし遅刻は絶対しないから♪』 「とか言って、明日らへんにしそー。」 『それはそっちのセリフ!!』 ああ、あたし普通に男の子と喋れてる。 こんな些細な会話も、朝の大好きな理由。