「寒……。」
白い息が漏れる。
秋は過ぎ、今は十二月。
街はクリスマス一色になっていた。
学校帰りの6時。
辺りは空は既に暮れており、イルミネーションが綺麗に映える。
「冬、だなぁ。」
今更のことを一人呟き、足を進める。
すっかり体は冷えきっていた。
学校から家まで徒歩30分。
残り20分はこの寒さに身をおかなければならない。
途中自販機で温かいココアを買う。
コンビニで買うことも考えたが、暖房のきいた所に入るとなかなか出られない。
早く帰る為にも、選んだのは自動販売機だった。
カイロ代わりにしながら少しずつココアを口にする。
冷えきった体に温かいそれはとても心地よかった。
「はぁ。」
感嘆に近い溜め息は、先程よりも白くはなかった。
2学期もクリスマス・イヴで終わりだなぁ。
後3週間か……。
白い息が漏れる。
秋は過ぎ、今は十二月。
街はクリスマス一色になっていた。
学校帰りの6時。
辺りは空は既に暮れており、イルミネーションが綺麗に映える。
「冬、だなぁ。」
今更のことを一人呟き、足を進める。
すっかり体は冷えきっていた。
学校から家まで徒歩30分。
残り20分はこの寒さに身をおかなければならない。
途中自販機で温かいココアを買う。
コンビニで買うことも考えたが、暖房のきいた所に入るとなかなか出られない。
早く帰る為にも、選んだのは自動販売機だった。
カイロ代わりにしながら少しずつココアを口にする。
冷えきった体に温かいそれはとても心地よかった。
「はぁ。」
感嘆に近い溜め息は、先程よりも白くはなかった。
2学期もクリスマス・イヴで終わりだなぁ。
後3週間か……。

