「せめて俺も混ぜろ!!」 そこかよ。 『もう一回言って!!ノンカ・・・』 「「Non caspico l'italiano.」」 「おい・・・シカトかよ・・・」 そんなこんなで、時間はどんどん過ぎていった。 * 『もう歩き疲れたわぁ・・・まだ歩くの?』 もうあたりはオレンジ色に染まり始めている。 「うーん・・・もうちょっと・・・」 宇藤は疲れた顔をしている俺たちを横目に見ながら、構わず進んでいく。