「たわしッ!?いてっ」 俺はがばッと起きた。 その反動で、顔の前に居たたわしにぶつかってしまった。 「~~~~~~ってぇー・・・」 たわしのちくちくって結構痛い。 『・・・野良さん♡ ダ・イ・タ・ンねぇー♡』 たわしは赤くなっている。(実際はわからないが絶対に) ・・・もしかして さっきのが、クチバシに当たってしまったのか――・・・ 「・・・わざとじゃねぇ」 俺は呟くように言った。 しかし、たわしはそれに反応して、 『全く♡照れなくていいのよ♡』 上目遣いで言う。