「・・・キウイ食わねぇの?」 「ん?どっちでも良いけど?」 宇藤は弁当を食べながら答えた。 「・・・俺 食いてぇんだけど」 「そーか。じゃあ今日、一緒に帰って俺んちで食べようぜ」 「わかった」 * 帰り道、2人は宇藤の家に向かって歩いていた。 「でさ、このたわしの丸み、色合い、手触りすべて満点だと思うんだ」 「・・・お前さっきからそればっかだぞ。もう24回目だ」 「あれ、そんなに言ったっけ」 「言った」