さっき見た女の子は
やっぱり、知ってる。

やっぱり、あの子。


僕がそう考えながら
走って行くのは
"あのビルの足元"

緑色のキャップ、
きゅうり色のジャンバーを
着た、"君"だ。


イヴはやっぱり、
好きな子と過ごすものだ。