緑色のキャップ、 きゅうり色のジャンバー。 イヴに出かける女の子の 格好ではない。 「下りようか?」 食べ終わった様子の 雄ライオンを見て僕は言う。 「私、雑貨屋行きたーい」 ネコが甘えるかのように 声を出す雄ライオン。 どうやら、 雑貨屋の新しい店が 出来たようだ。