はやい。


青白い雪が
イルミネーションを
引き立てている。

僕の隣には
あのときの、"彼女"
僕が"君"を想って
付き合い始めたあの、"彼女"


悪いけど
好きな訳じゃない。

やっぱり、
"君"が好きなんだ。


目の前でキラキラと
輝く人工的なツリーを見て
心で呟いてみる。

周りからみると
ただボーっとしてるように
しか見えないだろう。