* * * 「んぅ、じゃあひじりんは僚くんと会っちゃったんだねぇ」 20分後、急な電話にも訪問にも全くウェルカムなマッキーはほにゃっとした笑顔を向けた。 マッキーは、一穂と付き合ってる時から今までずっと事情をリアルタイムで知ってる唯一の友人。 「…正直、参る」 あたしはマッキーの肩にコツンと頭を置く。マッキーはそんなあたしを柔らかく撫でながら 「劇的テンカイ期待してます」 と笑った。